2012年実戦に投入されたTHS-R(トヨタ・ハイブリッド・システム-レーシング)の基本構成。モーターはエンジンとトランスミッション(6速)の間に組み込まれ、後輪で回生と駆動を行う。キャパシタと電力制御系はドライバーの傍ら、助手席分のスペースに置かれている。TS030は当初、前輪側にもモーターと駆動機構を組み込んだ形で開発が進められ、骨格もそれに対応したものになっているが、現状は取り外されている。ドライバーのブレーキ操作に対して前後の機械式ブレーキに振り分ける油圧の強さ、そこに組み合わせる後輪の発電ブレーキのマッチングが難しかったという。(写真提供:Toyota Motorsport GmbH)
(画像3/4)