ハリウッド・ストライキ突入寸前に公開された原爆映画「オッペンハイマー」(監督:クリストファー・ノーラン)が、公開と同時に爆発的な客入りを見せている。(Oppenheimer | Official Trailer) すわ、米国人もやっと原爆投下に対する罪悪感や核の恐ろしさに気づき始めたかと思いきや、どうもそうではなさそうだ。 映画を観た知識人の中には、「核の時代に人類はどう生きるかを問いかけた今世紀最高作品」(原作者のカイ・バード氏)と絶賛する者もいる。 しかし、むろんIMAX上映劇場に殺到した観客の多くは、内容を知ってのことではないだろう。(Oppenheimer Called the Bes