これをカオスの凡庸さとでも呼ぶといいだろう。ドナルド・トランプの最近の活動をまとめてみた。 まず、選挙に勝って大統領になったらその1日目に、2021年1月6日の連邦議会議事堂襲撃事件で有罪判決を受けた服役囚を釈放し、米国とメキシコの国境を閉鎖し、天然ガスと石油を「掘る、とにかく掘る」と公約した。 次に、フロリダ州の邸宅マール・ア・ラーゴにハンガリーの独裁者オルバン・ビクトルを迎えて世界最高の指導者だと激賞し、自分はウクライナに「1ペニーたりとも出さない」と請け合った。 そして性的暴行の被害者E・ジーン・キャロルに名誉毀損の損害賠償を支払うため、控訴保証金を9160万ドル用意した。 また、スタッ
民主主義は「トランプ的な倦怠」の中で死ぬ、真っ赤な嘘やとんでもない主張に衝撃を受けなくなった米国
2024.3.19(火)
Financial Times
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