小澤征爾さんが亡くなられました。 かつて小澤さんの率いた新日本フィルハーモニー交響楽団でオーケストラのピアノ修行もさせていただい一人として追悼を記したいと思います。 本連載の順としては「松本人志」の続稿などをお待たせしている形になりますが、読者の皆さんには、まげてお許しをお願いします。 小澤さんの体調は相当悪いとは伺っていました。ご逝去の報を受け、一つの時代が終わった感が否めません。 東京藝術大学の学生たちに挙手を求めても、最近は「オザワセイジ」を知らない21世紀生まれの演奏専攻生も増えていました。 しかし、戦後高度成長期を生きた多くの日本人にとって「世界のオザワ」は、クラシック音楽に興味の
苦境をチームワークで乗り切った「世界のオザワ」
小澤征爾氏の訃報、真の意味で日本の「戦後以降」
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