石油輸出国機構(OPEC)は11月22日、「OPECプラスの閣僚級会合を11月30日に延期する」と発表。それを受けて米WTI原油先物価格(原油価格)は一時、73ドル台に急落した。OPECプラス(OPEC=石油輸出国機構とロシアなどの大産油国で構成)は延期の理由を明らかにしていないが、サウジアラビアが他の産油国に強く求めている追加減産に関する調整が難航していることが原因だと言われている。さらなる減産の見通しに暗雲が立ち込め、原油価格が急落した。 足下の原油価格は1バレル=70ドル台半ばで推移しており、9月末の年初来高値(1バレル=92ドル台)から2割超の安値となっている。そもそも市場では、「第3
OPECプラス会合延期、減産合意できなければ原油1バレル=70ドル割れも
サウジアラビアやUAEなど中東産油国に深い溝、イスラエル・ハマス紛争も影
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