様々な観点から、今年のノーベル平和賞がこういう選択になった背景や事情が、実に分かりやすい授賞になっていると思います。 受賞者はイランの「女性人権活動家」ナルゲス・モハンマーディ氏。 1972年生まれですから今年51歳、元来はドイツのアンゲラ・メルケル元首相と同様、原子核物理学を専攻した「リケジョ」、合理的で頭の切れる女性と知れます。 ノルウェーのノーベル委員会が発表した授賞理由を見てみましょう。「ノルウェー・ノーベル委員会は、イランにおける女性の抑圧との戦い(fight)とすべての人の人権と自由を促進するための闘争(fight)、2023年のノーベル平和賞をナルゲス・モハマディ氏に授与すること