40年に及ぶトレンドの終わりを断言する投資家は勇気がある。 だが、債券利回りは大幅に上昇し、それもここ数週間はあまりに速いペースで上昇してきたため、今では多くの市場参加者が低金利時代は終わったと考えている。 米国の10年物国債利回りは8月初めから一貫して年4%を上回っている。2008年から2021年まで一度も目にしなかった水準だ。 10月3日には、4.8%という16年ぶりの高水準に到達している。わずか2週間で0.5ポイント上昇した結果だ。 この金利変動の影響は世界各地に波及し、欧州では重い債務を抱えるイタリアが財政危機に見舞われる恐れが生じている。 日本は最低水準の金利に懸命にしがみついている