米国議会は、10月1日から始まる政府の新たな会計年度の予算をめぐり、当面の予算執行を続けるための45日間の「つなぎ予算」(=clean CR=Continuing Resolution)が成立し、懸念されていた政府機関の閉鎖(シャットダウン)は回避された。 ここまで難航した背景には、野党・共和党内の対立があったからだ。 ドナルド・トランプ前大統領を支持する下院議員21人が民主党とのいかなる妥協にも反対、結局、ケビン・マッカーシー下院議長*1は、ウクライナ追加支援とメキシコとの国境管理の強化のための予算をあえて外し、代わりにバイデン政権が求めていた災害復旧支援の強化のための予算を盛り込む形で、「