ウラジーミル・プーチン大統領が外交面でここまで孤立したことはなかった。ウクライナ侵攻が昨年始まってから、プーチン氏に会いにロシアを訪れた国家元首や首脳はほとんどいない。 このため7月27日、ロシアのサンクトペテルブルクで開かれた2回目のロシア・アフリカ首脳会議にアフリカの政治指導者たちが姿を現したことは、プーチン大統領にとって大きな成果だった。 しかし、その出席状況からはアフリカ大陸に対するロシアの影響力の限界もうかがえる。 報道によれば首脳が参加したのは17カ国のみだ。これでは、2019年に開かれた1回目の43カ国の半分にも満たない。 この出席率はロシアに対するアフリカの葛藤を浮き彫りにして
アフリカ首脳がプーチンのサミットを敬遠したワケ
穀物を使った勢力争い、食糧の兵器化で囲い込み狙うロシア
2023.7.31(月)
The Economist
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