今年は西側世界にとって良い年だった。 西側の同盟はロシアの攻撃に結束して対抗し、世界をあっと言わせた。 権威主義的な中国が毛沢東の時代以来最低の部類に入る経済成長率に甘んじる一方、米国経済は高成長を謳歌している。 英国が欧州連合(EU)離脱を決め、ドナルド・トランプ氏が米国大統領に選出された2016年に始まった富める国々でのポピュリズム(大衆迎合主義)の大波は、ピークを越えたかに見える。 しかし世界の注目こそ浴びていないが、裕福な民主主義国はゆっくりと進行する深刻な問題に直面している。 弱々しい経済成長がそれだ。 新型コロナウイルスのパンデミックが始まる前の年に、先進国の国内総生産(GDP)成
西側諸国はいかにして経済成長に背を向けたのか
ゆっくりと進行する深刻な病、問題は高齢化だけじゃない
2022.12.21(水)
The Economist
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