ベルリンの壁が存続した期間よりも長い年月が経った2018年、意外なものが通行人によって偶然発見されました。何と、壊され損ねて残っていた「壁」の一部が見つかったのです。両側を木々に覆われ、ビルの谷間で開発から取り残された一角に、たった14メートル分だけ壊されなかったベルリンの壁が、あの日=1989年11月9日を超えて29年間、ひっそりと残っていたのです。