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イノベーション
2019.02.08

未来は不透明、8K・ドローンの持続的イノベーション
IoT時代、<イノベーションの成果>が変わる

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主役の「8K」技術はお客さま視点から見たら脇役? 

 今回のCES 2019ではLG・サムスンの韓国勢だけでなく、ソニー・シャープの日本勢も75インチ超の大画面8Kテレビを出展した。

 通常のハイビジョンテレビが完全にコモディティ化してしまった以上、テレビを製造する各社はプロダクトの高付加価値化を目指して、持続的イノベーションを突き詰める方向に追い込まれてしまったように見える。

「4K・8Kのコンテンツがほとんどないに等しいのに、大画面8Kテレビなんて必要あるの?」という来場者からの突っ込みは十分想定内だったようで、シャープを除く3社*1は、8K未満の画像を超高精細な8K画質にアップコンバートする「AI内蔵の回路搭載」を訴求していた。

*1:シャープは北米のテレビ事業を2016年、ハイセンスに譲渡。そのため北米ではテレビをBtoCで販売することができない。

 それでは、LG・サムスン・ソニーの展示内容を個別に検証していこう。

LGブースの展示。8K未満の画像を超高精細な8K画質にアップコンバートするAI内蔵回路搭載を訴求。(筆者撮影)

 今回、8K陣営でもひときわ異彩を放っていたのがLGだ。

 まず、生活に溶け込むAIという点での必然の流れが、8KテレビとAI音声スピーカーの融合だ。

 LGの場合、自社開発のAI・ThinQ(シンキュー)とグーグルアシスタントに対応しており、2019年からはさらにアマゾンアレクサもビルトインされるという。

 多くのスマート家電の場合と同様、「リモコン」は遠くない将来、「死語」となるかもしれない。

 しかし、皮肉なことにLGブースで最も熱い視線を集めていたのは8Kテレビではなく、有機ELテレビ「SIGNATURE」だった。

 画質レベルは4Kレベルながら、ビデオを見ての通り、ロールカーテンのように使わない時は「巻き取れる」というのが最大の特徴である。

 もっとも、「SIGNATURE」はガジェット的には興味を惹かれるものの、実生活の中でリアルにそのメリットを実感できるのは米国や中国大陸のごく限られた富裕層、ということになるだろう。

【参考】LG SIGNATURE OLED TV R LIFESTYLE
https://www.youtube.com/watch?v=FobFHaC5BOM

JBPRESS

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