不動産広告のDGコミュニケーションズが、不動産向けIoTサービスを提供するライナフと業務提携した。ライナフは「Ninja Lock」と呼ばれるスマートロックサービスなどのハードウェアや、内覧をスムーズに行う「スマート内覧」などを提供するスタートアップだ。

同時期に、アパート経営のインベスターズクラウドは、IoTを活用したスマートホステル「& AND HOSTEL」などのホステル事業を展開するBIJをインターアクションから譲り受け子会社化した。

DGコミュニケーションズは、不動産業界と広告というメディアを通じてつながりが深く、ライナフの商品を認知・販売支援を見越して業務提携を。インベスターズクラウドは、以前、記事でも紹介した通り、スマートロックサービスなどをすでに持ち、活用の場をひろめ、かつ事業領域をスマートホステルにも拡大していくのが狙い。

不動産デベロッパーでも、大和ハウス工業と長谷工コーポレーションが神奈川県藤沢市の大型分譲マンション「(仮称)プレミスト湘南辻堂」で入居者にリストバンド型のウェラブルデバイスを提供、データを集約・解析し、敷地内フィットネスジムなどと連携する「スマートウェルネスサービス」を提供すると発表した。

もともと1980年代には米国で提唱されていたのがスマートハウス構想は、家電や設備機器を制御するというものだったが、IoTによってデータ収集・解析なども視野に入った。