真新しい地下鉄駅の構内にぎっしり人が並ぶ写真を見て、懸念を覚えた。雑踏事故が起こらなければいいが……。 大阪・関西万博の開幕を控え、4月4日から3日間開かれたテストラン(予行演習)。そこで明らかになったのは、「並ばない万博」という触れ込みを実現するのは、そう簡単ではないということだ。入場ゲートには手荷物検査の長い行列ができ、1時間以上待つ人は珍しくなかった。予約なしで入れる企業パビリオンには、3時間待ちのところもあったという。 そして、入場ゲートのすぐそばに延伸開業してまもない大阪メトロ中央線の夢洲駅。コンコースや階段は混み合い、地上へ出る階段前の広場のような空間には、入場を制限された来場者が
万博開催中に大地震が起きたら…橋とトンネルで15万人避難、致命的な場所が会場に選ばれた理由
【第3回】『大阪・関西万博「失敗」の本質』筆者が解説するメガイベントの内幕
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