『情熱大陸』は人間ドキュメンタリーですから、ナレーションにはあまりおふざけがありません。それが自分の仕事のやり方と合っていたのかもしれません。 私は大騒ぎしたり、声を張り上げたりするナレーションがそんなに得意なほうではありません。その点、対象に寄り添っていく人間ドキュメンタリーは好きです。番組を長くやらせてもらったことで、余計に愛着も湧いています。 この番組のナレーションをずっと続けてきた影響で、私に来る仕事もだんだん変わってきました。あの番組のおかげで、私の声は誠実そうだと捉えられるようになり、一般企業から「うちの会社の動画に窪田さんの声でナレーションを入れてほしい」という仕事のオファーが増え