(*)本稿は『大器晩成列伝 遅咲きの人生には共通点があった!』(真山知幸著/ディスカヴァー・トゥエンティワン)の一部を抜粋・再編集したものです。 年齢を重ねるにつれて、過去の経験からつい「自分の限界」を決めてしまいがちです。そのことが、40代や50代という中年期を前向きに過ごすことを難しくしているように思います。 しかし、失敗や挫折の連続でも、自分に失望さえしなければ、たとえ何歳になろうとも、思いがけないほど遠い場所までたどり着けることもあります。 経済学者のカール・マルクスは、人生でなすべきミッションが、早くから見えていたのでしょう。のちに世界中に影響を与える「マルクス経済学」について、27歳