「主文、被告は京都新聞ホールディングスに対し、3億1410万円を支払え……」 主文読み上げの後、京都地裁の松山昇平裁判長は「事案(の重要性)に鑑み、概要を説明します」として、この種の裁判では異例ともいえる判決要旨の読み上げを行なった。 だが、それに最も耳を傾けるべき被告、京都新聞社の「オーナー家」代表で、かつては「女帝」とも呼ばれた彼女の姿は法廷になかった──。 同社の持ち株会社「京都新聞ホールディングス(HD)」と子会社2社が、大株主だったオーナー家「白石家」一族の代表で、元相談役の白石浩子氏(84)に対し、過去10年間に支払った違法な報酬など約5億1000万円の返還を求めた訴訟で、京都地裁
京都新聞に巣食ったオーナー家「女帝」と古都に暗躍するフィクサーたち
「地方紙の雄」腐食と再生への40年史【前編】
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