表向き、アルカイダとは異なりイスラム法を基盤とするイスラム国家樹立を目指す組織ではなく、国際社会と調和する「穏健派」と説明していますが、本当にそうなのかは分かりません。 現在のシリア情勢を確かめるべく、シリア人に話を聞きました。その人はシャーム解放機構が治安維持にあたっている首都ダマスカスに住んでいるのですが、検問所付近で「ヒジャブ」を被っていない女性が通りかかったところ「ヒジャブをつけろ」と強要されたそうです。シャーム解放機構が「自由と民主主義」を標榜していても、アルカイダ系の背景を持つ組織であり、末端までその思想が行き渡っているのかは不透明です。 元々、アサド政権下のシリアは政教分離を掲げ
シリアに訪れる最悪シナリオ…過激派「イスラム国」復活ならトランプ米政権は介入へ、そしてプーチンはどう動くか
東京外国語大学・青山弘之教授に聞く(後編)
Premium会員登録のご案内
Premium会員の特典
- プレミアム限定の記事配信
- プレミアム専用記事レイアウト
- 印刷に最適な画面提供