現代社会において「公論」はどこに存在するのだろうか。 そもそも公論とは何を指しているのか。簡潔に言えば、公論とは「公に関する議論」のことだが最近そんなことが気になっている。 ここでいうところの「公に関する議論」は、単に「専門性の高い議論」を指すわけでもない。 社会の中で相対的に専門性の高い議論は、どの時代においても大学や学会といった場に存在する。これらの機関や場所は、まさにそのような目的のために存在しているからだ。 政策に関する専門的な議論であれば、政治家たちが集う永田町や、官僚の集まる霞が関、さらには霞が関と頻繁に接触する有識者たちのインナーサークルにおいて、専門的かつ現実的な知見や議論が存
自民党総裁選、候補者のみなさんへ…「自分たちの顧客」ばかりを向いた議論、やめませんか?求めるのは「公論」だ
【西田亮介の週刊時評】自己発信の時代、いま私たちが見ているのは本当に「論戦」か
ここからは、JBpress Premium 限定です。
カンタン登録!続けて記事をお読みください。詳細はこちら