京大の全学部学生に占める女性の割合は2割強である。ただ、女性割合は学部によって大きく異なる。図1に示すように、女性が過半数を占める学部もあれば、工学部や理学部のように、女性が1割程度しかいない学部もある。 教科書『現場で使える教育社会学──教職のための「教育格差」入門』の11章では、全国の大学の学科別の女性割合が示されている。人文科学は65%、保健は63%で、女性の割合が高い。一方で、理学は28%、工学は16%。理工系の女子学生が極端に少ない状況は、京大などの難関国立大学に限った話ではない。 そのようななかで、京大は2024年3月、入試に女性募集枠(以下「女性枠」と記す)を導入すると発表した。
「一般入試で入られへんのに、ラクしやがって」京大生が激論…京大で始まる“女性枠”入試は、格差是正につながる?
2026年度入試から導入されるアファーマティブ・アクション、実効性高めるには?
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