米国に赴任したことのある日本人の多くは、「現地の人とも付き合いましたけど、トランプ支持者にはあまり会ったことがない」と口を揃えます。確かにニューヨークやサンフランシスコ、ロサンゼルスなど日本人がよく赴任する地域は民主党が強いエリアです。 ダイバーシティが進み、移民の増加と出生率の高さからラテンアメリカ系が増え、白人の比重がどんどん減っています。今後の方向性としては、人種差別をなくす政策の民主党に有利と言えば有利――とは言い切れません。 その理由は宗教、キリスト教福音派の存在にあります。 建国の動機となったキリスト教プロテスタントのうち、福音派の人たちは「進化の過程で海から陸へ上がった生物が哺乳
アダムとイブが人類の祖先?米国政治をじわじわと浸蝕する「福音派」1億人の影響力
【教養としての世界の政党⑤】ダイバーシティと人権意識は宗教を超えられるか?
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