トヨタ自動車による、新たな認証不正が明るみに出た。しかも、トヨタの内部調査では未確認だった事案が、国土交通省のトヨタへの立入検査などによって発覚した。トヨタにとって由々しき事態である。 ここでいう認証不正とは、自動車メーカーなどがクルマを大量生産する際、車両の保安基準などについて1台ずつ検査を行うことを緩和する「型式指定」の申請に関するものだ。 では、なぜトヨタ内部調査と国交省の立入検査の結果が食い違ったのか? 焦点となっているのが、不正が「意図的」かどうかだ。 その本質を考える上で、まずは事実確認をしておきたい。 国交省は7月31日、トヨタの不正事案に対して6月4日以降に行った立入検査などの