SNSで、織田信長に召し抱えられた黒人の「弥助」が注目を集めている。 発端は「アサシンクリードシャドウズ」(ユービーアイソフト、2024)という弥助をメインキャラとするゲームだが、詳細はインターネット検索すればいくらでも出てくるので割愛したい。 弥助の史料について、現在多くの識者が知見を披露しておられるが、まだ終着点は見えない。議論は、弥助が侍だったかどうかに重点が置かれがちである。 私は当初この問題に白黒つける必要はないと考えていたが、学説の一部が一般の史観と衝突したことで、楽観視できなくなってしまった。 多方面が互いを敵視している現状を遺憾に思う。このため、「弥助=侍」の是非は7月30日に