自衛官の定年は、民間よりもずっと早い。階級が高くなればなるほど定年年齢は遅くなるが、将官でも60歳、1佐で57歳、2佐~1曹が56歳、2・3曹が54歳(ただし幕僚長を除く。また2024年10月からは1佐58歳、2・3佐57歳、2・3曹55歳)となっている。民間企業でよく見られる、「いったん定年を迎えた人材を再雇用で迎え入れる」といったケースも多くはない。つまり、多くの自衛官が、50代の若さで自衛隊を去ることになる。 かつての軍人には恩給制度があったが、いまの自衛官にはそれもない。自衛官への年金支給開始年齢は民間人と同じ65歳だ。そのため多くの自衛官は、“再就職”の選択を余儀なくされる。 定年後
多くが「50代で定年」の自衛隊、それでも定年延長が「かえってマイナス」とも言われる理由
定年延長や再任用拡大だけでは隊員不足に対処できない
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