6月5日の米WTI原油先物価格(原油価格)は前日比0.82ドル(1.1%)高の1バレル=74.07ドルで取引を終了した。原油価格は前週末から「下げ」がきつく、4日には72.48ドルと約4カ月ぶりの安値を付けていた。投資家の間に値ごろ感が広がったことから、原油価格は6日ぶりに上昇に転じた。 中東地域の地政学リスクは高止まりの状態が続いている。 イスラエルとハマスの間の停戦交渉は相変わらず難航している。イスラエルとレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの間の戦闘が激化するリスクも生じている。イエメンの親イラン武装組織フーシ派は紅海などを航行する船舶への妨害行為を続けている。 だが、これらが市場で
原油下落に拍車…OPECプラスが「増産」を決定したワケ、ガソリン価格抑えたい米バイデン政権に配慮?それとも…
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