5月1日の米WTI原油先物価格(原油価格)は前日比2.93ドル(3.6%)安の1バレル=79.00ドルで取引を終了した。一時は78.83ドルと3月中旬以来の安値となった。 原油価格が大幅に下落した主要因は、米国の原油とガソリンの在庫が市場予想に反して増加したことだ。「米国の石油需要が伸び悩んでいる」との見方から「売り」が広がった。 米連邦準備理事会(FRB)が政策金利を6会合連続で据え置いたことも災いした。高金利の長期化懸念が原油相場の重荷となっている。 一方、原油価格を下支えしてきた中東情勢の緊迫化への懸念は後退している。 原油価格は世界市場の需給バランスで決まるのが基本だ。 まず、いつもの
反イスラエルデモで米国が炎上し、原油価格が下落したワケ バイデン政権はパレスチナ情勢の悪化を回避できるか
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