権力を持つとガラリと態度が変わる人がいるが、『光る君へ』では、井浦新演じる藤原道隆が、まさにそんな人物として描かれている。以前の道隆は、公私共にソフトな人柄だったが、今や関白となり、仕事のことで弟の道長の声に耳を傾けることはない。 今回の放送では、ファーストサマーウイカ演じる「ききょう」が、高畑充希演じる藤原定子から「清少納言」という名を与えられる場面が出てきて、SNSでは「清少納言、爆誕!」と話題になった。 そんな清少納言が著した『枕草子』によると、道隆は家族や女房の前で冗談をよく言うような気さくな性格だったらしい。定子の局を訪れて、女房をからかっては場の雰囲気を盛り上げてくれる存在だった。