JR北海道の根室本線は、道央(札幌など)と道東(帯広・釧路など)の道東を結んでいます。札幌から帯広が鉄道路線でつながったのは、明治時代の1907年のこと。石炭や農産物、水産物などの輸送を担っていました。 その根室本線のうち、廃止になったのは富良野―新得間の81.7キロで、同本線の全線が営業を取りやめたわけではありません。廃止された駅には、ドラマ「北の国から」でロケ地となった駅もあります。 赤字路線をどうするかという方針を示したJR北海道の「当社単独では維持することが困難な線区について」(2016年)によると、富良野―新得間の平均乗車人員は1列車あたりたった11人です。それに対し、収入を「100