ダイハツ工業は井上雅宏社長ら経営首脳が8日、記者会見し、今後の事業の方向性について発表した。開発プロセスにおいて法規で定められた試験を行わないなど大規模な認証不正が発覚したダイハツは現在、再発防止策や企業風土の改革に取り組んでいる。記者会見では、親会社トヨタ自動車との関係性も含めて、ダイハツの事業形態を今後どのようにしていくのかについて説明があった。 大きく変える部分は、ダイハツは現在、トヨタの新興国小型車カンパニー(ECC)内に位置付けられ、東南アジアなど新興国向け小型車はダイハツが開発し、トヨタにOEM(相手先ブランドでの生産)供給していたのを改め、順次トヨタからの委託開発に切り替える点だ