#1/全3回 東京大学の合格者に占める東京圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)出身者1の割合が近年増加傾向にある2。 センター試験初年度である1990年を起点とすると(図1)3、東京圏出身者が東大合格者全体に占める割合(以下、占有率)が最も低いのは2009年で、2010年から大学進学率の高い三大都市圏のうち東京圏出身者の占有率だけが上昇し、2022年には56.5%に達した4。 出身高校を国私立と公立で分けると、2009年の東京圏の国私立校の占有率は全体の36.0%だったが2022年には43.6%まで上がった。同様に、東京圏の公立校の占有率は2009年に7.1%だったのが2022年には12.9%
東大合格、増える東京圏出身者 北大・東北大では地元合格を押し下げ…進む「地域格差」が社会にもたらす不利益とは
【均質化する東京の難関大】出身地域の多様性低下、その背景と影響を読み解く<前編>
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