2月20日の米WTI原油先物価格(原油価格)は前営業日の16日に比べ1.01ドル(1.3%)安の1バレル=78.18ドルで取引を終了した。中東地域の地政学リスクの高まりを背景に一時、79.90ドルと昨年11月上旬以来の高値を付けたが、その後、利益確定売りに押され、3営業日ぶりの下落となった。 まず、いつものように世界の原油市場の需給を巡る動きをアップデートしておこう。 イラク石油省は14日、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの大産油国で構成するOPECプラスで合意した目標を超過して生産している件について、今後4カ月で対処する意向を示した。 OPECプラスは昨年11月、今年第1四半期に日量約
【中東情勢と原油市場】イスラエルのラファ侵攻でアラブの怒りが爆発?石油危機でも日本は「伝家の宝刀」すぐ抜けず
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