かつて栃木県南部を震撼させた事件がありました。パチンコ店の駐車場で女児が誘拐され、近くの河川敷で遺体となって見つかった殺人・死体遺棄事件「足利事件」です。ところが、犯人として無期懲役の判決を受けて収監されていた菅家利和さんはその後、無実だったことが判明します。捜査段階でずさんなDNA鑑定が行われ、捜査員も自白を強要。裁判所もそれらの証拠を鵜呑みにしていたのです。2022年にヒットしたテレビドラマ「エルピス―希望、あるいは災い―」(カンテレ制作・フジテレビ系列)の題材にもなりました。 40代で身柄を拘束された菅家さんは獄中から無罪を訴え、何度も再審を請求。その後、DNA捜査の誤りが決定的となって
「私はやってない!」袴田事件、大川原化工機事件、痴漢…冤罪なぜなくせない?自白強要が横行、名ばかりの推定無罪
【やさしく解説】冤罪とは?
2024.2.20(火)
フロントラインプレス
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