2月13日の米WTI原油先物価格(原油価格)は前日比0.95ドル(1.2%)高の1バレル=77.87ドルで取引を終了した。原油価格が上昇したのは7営業日連続だ。 中東地域の地政学リスクの高まりへの警戒が主な要因だ。 まず、いつものように世界の原油市場の需給を巡る動きをアップデートしておこう。 石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどで構成するOPECプラスは今年1月から日量約90万バレルの追加の自主減産を実施しているが、履行状況にばらつきがあることが明らかになっている。OPECが13日に発表した報告書によれば、減産を約束したクウェートとアルジェリアは速やかに実施したが、イラクの減産は合意の約3分
原油高騰への「次の火種」はイラク、米軍による親イラン武装組織「カタイブ・ヒズボラ」司令官暗殺で高まる政情不安
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