>>近江鉄道・ローカル線の写真や図表はこちら(16枚) 手を打たねば、近江鉄道線の営業損失は膨らんでいく。バスに転換すれば、初期投資に30億円ものコストがかかるうえに赤字の解消には至らない。BRTやLRTへの転換も、またしかり。とあらば、公有民営方式(上下分離方式)に切り替えての鉄道存続はどうか――。 一般財団法人地域公共交通総合研究所(以下、地交研と略す)が、滋賀県の委託を受けて作成した近江鉄道線の再生に関する報告書「地域公共交通ネットワークのあり方検討調査報告書」(以下、報告書と略す)には、こんな方向性を促す調査結果が記されていた。 報告書の詳しい内容は、【近江鉄道線「血風録」⑦】で紹介した