石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの大産油国が構成するOPECプラスは11月30日、オンラインで閣僚級会合を開き、現行の協調減産の枠組みを維持することを確認した。 OPECプラスは昨年11月から日量200万バレルの協調減産を実施しており、サウジアラビアは今年7月から追加で100万バレルの自主減産を行っている。今回の会合ではサウジアラビアの要請を受けてOPECプラス全体の協調減産が議論されたが、各国の足並みが整わず、見送りとなった。 その代替案としてまとまったのは、8カ国が来年から合計で日量220万バレルの自主減産を行うことだ。これまでに比べて日量90万バレルの拡大だ。   サウジアラビア