ここで注意していただきたいのは「宇宙全体」という言葉の意味です。一般的に、宇宙の大きさは「半径138億光年」と捉えられがちです。 でも、それはあくまでも「光を用いた手法で観測可能な宇宙」の大きさです。観測可能な宇宙の外側には、さらに広大な宇宙が広がっていると考えられます。この外側の宇宙は「インフレーション宇宙」と呼ばれています。 観測可能な宇宙だけでも、太陽のように自ら光を発する恒星は10^22(10の22乗)個あります。10^22個は10,000,000,000,000,000,000,000という途方もなく大きな数です。そして、恒星の周囲を公転している惑星の数は、10^22個では済まされな