24日の協議会は、鉄道事業再構築実施計画の概要を大筋で合意することが主題だった。 この計画は、鉄道事業を立て直すための手法を明確にするのが目的で、国に提出して国交相の「認定」を得る必要がある。この認定の意味について、協議会の場で事務局から「国が、採算性や安定的な事業運営を考えたとき、これで大丈夫だとお墨付きを与えるもの」と説明があった。 全国の多くのローカル線が、赤字経営に苦しんでいる。その状況と、国の対応方針については「血風録」シリーズのプロローグ編(#1、#2、#3)で詳報した。 120年以上の歴史がある近江鉄道線も、1994年度から赤字経営に陥った。 そして2016年、22期連続赤字の末