前回の記事で、小中学生の不登校の理由は複合的だ、とお話ししました。それでも、私がこの業界をずっと取材してきた限り、圧倒的に多い理由は「いじめ」です。最近は「教師との関係」もすごく多い。 しかし、2021年度の文科省の調査※によると、不登校の主たる原因として「いじめ」はわずか0.2%となっています。「教職員との関係をめぐる問題」は1.2%。いずれも私の感覚と比べて非常に低い。実態とのギャップがあまりにも大きすぎます。 学校が監督官庁である文科省に報告する際、「私たちの学校の生徒が不登校になったのは、いじめが原因です」とは正直に報告しにくいでしょう。「教師が原因で生徒が不登校になりました」と記載す
「不登校の原因はいじめ=0.2%」という文科省と学校を信用できないワケ
《不登校はこうして防げ》学校に行けない24.5万人、実態は3倍以上か
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