7月の半ば、韓国の小学校はそろそろ夏休みに入ろうとしていた。そんな矢先、7月18日に韓国中を震撼させる出来事が起こった。 終業式を間近に控えた小学校の教材準備室で、女性教諭が自殺したのだ。現場に遺書はなかった。 この自殺は、韓国中を震撼させた。 それは彼女の自殺の裏には保護者たちのエゴと、子供たちからも見下される教師稼業の墜落があったからだ。 筆者も、この出来事の後に続く報道を見ながら、ここまで先生たちは追い詰められていたことを初めて知った。 自殺した教諭は、先生になって2年目の若い女性だった。 昨年のクラスでは彼女はとても幸せで、こんな児童たちに出逢えて良かったと保護者に宛てた手紙に綴ってい