燃料電池車の動力源である燃料電池は、水素を燃料とし酸素と融合する過程で電気を発生させる。排出するのは水だけで、究極のエコカー技術として位置付けられてきた。 トヨタは燃料電池を自社で使うだけではなく、外販する計画を持つ。大型トラックや小型商用車・乗用車、そして定置式発電機や鉄道向けなどを想定しており、すでに2030年までに受注台数が10万台に達する目途が立ったというのだ。 一方、トヨタは電気自動車(EV)を2030年までに年間350万台生産することも目標に掲げている。EVと比べると燃料電池は35分の1の規模という「小さな商売」という見方もできる。 それでも、なぜトヨタは、燃料電池車や、水素を内燃