近年では、悪質なクレームの内容やカスハラの内容が変わってきている。このことは、公益社団法人消費者関連専門家会議(ACAP)による調査でも指摘されている。 ACAPがおこなったアンケートでは、回答者のうち約9割の人が、購入した商品やサービスに不満を持っていると答えた。買い物で不満を感じたことのない人の方が稀で、読者の多くもなんらかの形で不満を覚えたことがあるかもしれない。 また、クレームの内容も商品やサービスに関するものに限らなくなってきた。接客はもちろん、情報関連、金銭やシステム、法律など、その内容も多岐にわたっている。 次の表は、私が集めたデータと先行研究を照らし合わせて抽出した、クレーム内