統一地方選挙の後半戦の結果が出揃った。 4年に1度の統一地方選挙前半戦(4月9日投開票)では、知事選挙や道府県議会議員選挙などがあり、後半戦(4月23日投開票)では基礎自治体の長や議会議員の選挙、そして何かと注目が集まった衆参5つの補選の投開票などが実施された。 本稿では後半戦の投開票を受けて、主に補選の結果を中心に概要を振り返り、今後の国勢選挙、特に総選挙への影響等について速報的に検討する。 今回補選の対象になったのは衆院千葉5区、和歌山1区、山口2区、同4区、参院大分選挙区だった。いずれも興味深い選挙区だった。 千葉5区は、自民党現職が「政治とカネ」の問題で辞職したことに伴う選挙戦だった。