現在、日本ではいちばん多く出回っている昆虫食が、コオロギです。その理由のひとつは、雑食なので餌の選択肢がいろいろあることです(穀物や野菜くずなど有機廃棄物)。また、養殖しているコオロギは熱帯原産なので、日本のコオロギと違って室温30℃ぐらいを保てば通年飼育が可能です。さらに飼育が容易で発育期間が約1.5か月と短く、サイズも大きいことがその理由です。 昨今、コオロギ食をめぐってネットを中心に、「健康に悪い」「コオロギ市場に血税が使われている」などの騒動が起きています。 そのほとんどは根拠のないものです。ここでは「コオロギを食べるのは心配」という懸念と、コオロギ食に関連した情報の真偽について、弁明