3月はSVBなど米国の銀行3行が経営破綻(3月20日時点)し、スイスではクレディ・スイスがUBSに吸収されるなど、波乱の展開となっています。 前回の当コラム「シリコンバレー銀行破綻は氷山の一角、世界金融危機に発展してもおかしくない」で筆者は、次のように書きました。「問題の本質は、銀行が預金の引き出しをカバーするため、含み損を抱えた債券等を売却せざるを得なかったことにあります」 「長期金利が急騰していない日本を除けば、世界中の銀行が同じ悩みを抱えているのです。つまり、いつ世界的な金融危機に発展してもおかしくないということです」 そこで今回は、SVBのバランスシートの推移をみることで、破綻の経緯
銀行預金はリスクに見合うか?シリコンバレー銀行破綻で気づいた不都合な真実
巨額の債券含み損を抱えるのは米国の銀行ばかりではない
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