三菱重工業が国産初のジェット旅客機「三菱スペースジェット(旧名はMRJ=ミツビシ・リージョナル・ジェット)」の開発凍結を表明して2年以上の月日が過ぎた。 2020年10月30日に「一旦立ち止まる」と表明し、型式証明の取得に必要な文書作成は続けるとしながらも、飛行試験は中断となり、訓練所は閉鎖されている。米国での試験を行っていた飛行試験機4機のうち3号機は解体されている。 誰がどう考えてもこのプロジェクトの破綻は明らかだ。プライドが高い三菱重工業として失敗を認めたくない気持ちがあるのだろうが、国からも多額の税金が投入されてきた以上、曖昧で中途半端な説明を繰り返すのではなく、ここは早期に「失敗」の