「エルサレムが融和の象徴なんてとんでもない」 エジプト人の友人からたしなめられた。私が、エルサレムがユダヤ教、キリスト教、イスラム教の3つの一神教の聖地であることから、一神教の融和の可能性も秘めていると発言した際の反論だ。 確かに、この数カ月のエルサレム、イスラエルを巡る情勢には懸念が大きい。 イスラエル史上、最も排外主義的と見られる新しい連立のネタニヤフ政権が誕生した。ネタニヤフ氏のリクードが連立相手として選んだのは、パレスチナ人追放などを主張する極右政党や宗教政党だ。 アラブ人(パレスチナ人)の政党も連立与党として参画していた前政権とは大きく違う。 その新政権のベングビール国家治安相が、エル
きな臭さを増すエルサレム情勢、ウクライナ戦争の影で広がり始めた衝突リスク
イスラエル史上、最も排外的主義的な政権が犯したエルサレム問題の掟破り
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