大統領や副大統領に登りつめた御仁は、過去の栄光の思い出に日頃目にしていた国家機密文書を手元に置いておきたいものだろうか。 あるいは、私利私欲を満たすために秘かに盗み出したかったのか。 ドナルド・トランプ第45代大統領がホワイトハウスを去る際に膨大な数の極秘文書を持ち出してフロリダの私邸、マール・ア・ラーゴに保管していたことが、2022年に明らかになった。 トランプ氏は当局の度重なる返却要請に応じず。その後小出しに出し、最後は米連邦捜査局(FBI)のガサ入れ(家宅捜査)を受けた。司法省は国家機密漏洩罪容疑で目下捜査中だ。 事件発覚当時はともかく、今では米国民の大半が「すべてに型破りのトランプなら