私自身は「地域公共交通プロデューサー」を自称しており、どこの現場であろうと、公共交通をよりよくすることによって、地域をよくしていくことに徹しています。そのスタンスで、鉄道廃線だけでなく、鉄道を残して便利にする仕事もしていますよ。 “ハイセン”は敗戦、すなわち、負けととらえられてしまうことが多いわけですが、鉄道廃線が一概に悪い方向だとは言えません。 むしろ代替交通をちゃんと検討していけば、より費用が安く利便性の高い公共交通網を再構築できる場合もありえます。結果的に勝利投手になる可能性もあるのです。 ですが、鉄道にこだわることによって、地域の移動ニーズに十分応えることができず、運賃収入をはるかに上