江戸時代、男子独悦・手弄を「かく」掛ける、搔く「手業(てわざ)」といった。 素手で男陰を押さえている状を「握り」といい、「掬弄(きくろう)」とは男が「握り睾丸(きんたま)」することで、生気を保ち「保健の術」とされた。 薄馬鹿を「抜けている」というが、「抜き」とは仕掛け、詐術のこと。秘語で抜くとは気を抜くことであり、「抜ける」とは陰萎の自然離脱を指す。 また、男子手弄者の俗称異名を「ろうそく屋」といったが、ろうそく屋は職人が細い棒に溶かしたロウを塗りつけ、平手でしごきながら作る、そのありさまから出た俗語である。 僧侶の隠語で男女間または男男間の性行為を「天悦」。自慰を「大悦」という。 その意は、