日産グローバル本社(神奈川県横浜市)を起点に、軽自動車規格の新型EV(電気自動車)「サクラ」に試乗した。結論から言えば、軽自動車という括りではなく普通乗用車を含めたEV全般として、とても出来栄えの良いEVだと感じた。キモは、クルマとしてのバランスの良さにある。  日産はEV界のリーダー的存在と言ってよい。2010年に大手自動車メーカーとして初となる大量生産型の乗用EV「リーフ」を販売し、グローバルで累計約60万台を販売してきた。直近ではプレミアムEVの「アリア」を市場導入。日産社内ではリーフを含めた3モデルを「EV兄弟」と呼んでおり、サクラは末っ子ということになる。 また、軽自動車の商品企画と